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2万4000TEU型コンテナ船“ONE INNOVATION”が竣工
<2023年6月5日、広島・呉>オーシャン ネットワーク エクスプレス(ONE)は2日、ジャパン マリンユナイテッド呉事業所において、2万4000TEU型コンテナ船“ONE INNOVATION”の引き渡しを受けました。
“ONE INNOVATION”は、ONEの基幹船隊として順次竣工予定の超大型コンテナ船6隻シリーズの第1番船です。この6隻シリーズは最新の船体デザインを採用し、スケールメリットを追求してコンテナ積載能力を最大化する一方、燃料消費量と温暖化ガス排出量の大幅な削減を図っています。加えて船首部には空気抵抗を減らすためのウィンドシールド(風防)を設置するほか、さまざまな省エネ装置を導入しており、またIMO(国際海事機関)の排出ガス規制に対応するため排ガス除去装置(スクラバー)を備えています。
同船は今後、ザ・アライアンスが運航するアジア/欧州航路の「FE3」サービスに投入される予定です。
ONEは、効率的なオペレーションの追求と事業の持続的な成長、そして環境負荷の低減に全力で取り組んでいます。 “ONE INNOVATION”と今後引き渡しを受ける5隻の投入を通じ、お客様に対して競争力に優れるだけでなく、環境にも優しい業界最高水準のサービスを提供して参ります。
2日の命名式に合わせ開催された式典で、ONEの栗本裕マネージングダイレクターは「“ONE INNOVATION”は当社の運航船隊のなかで最大船型となるフラッグシップです。この新造船が本領を発揮して世界の物流を持続的に発展させるための道筋を切り開き、お客様のご要望に世界ナンバーワンのサービス品質でお応えできるよう、皆様と共に挑戦し続けて参ります。当社は昨年、2050年ネットゼロの達成を軸とした“グリーンビジョン”を発表し、運航船隊の温暖化ガス排出低減に積極的に取り組んでいます。本船は、燃料消費効率の向上により温暖化ガス排出量削減に寄与するとともに経済性にも優れ、世界の物流に革新をもたらすものと確信しています」と述べました。
ONE INNOVATION 主要目
FE3サービスの寄港地・ローテーション
寧波 – 厦門 – 高雄 – 塩田 – シンガポール – ロッテルダム – ハンブルク – アントワープ – サザンプトン– アルへシラス– シンガポール – 塩田 – 香港 – 高雄 – 寧波
オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)について
オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)は2017年7月7日に、川崎汽船、商船三井、日本郵船の3社で定期コンテナ船事業を統合し設立されました。事業運営会社をシンガポールに設立するとともに、地域統括拠点を香港、シンガポール、英国、米国、ブラジルに置き、2018年4月にサービスを開始しています。現在は世界第7位のコンテナ船社として約152万TEU・200隻超のコンテナ船隊を運航し、世界120カ国以上をカバーするサービスネットワークを通じて信頼性が高く迅速な国際輸送サービスを提供しています。ONEは世界的な外航船社コンソーシアムであるTHE Alliance(THEA)に加盟しています。
詳しくはwww.one-line.comをご覧ください。